個人事業主の知恵袋

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個人事業主がクレジットカードを分けないと危険?確定申告・税務リスク・経費管理の落とし穴を解説!

カテゴリ:個人事業主の豆知識

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この記事の監修者

こんにちは、グローイングスケールの代表竹林です。
現在Web制作の事業で個人事業主として活動しています。
Web業界に15年以上関わっていて、これまでに100以上のWordPressサイトを作ってきました。
サイト制作やマーケティングのことならお任せください。

同じ個人事業主として、みなさんが直面する悩みや課題をよく理解しています。
ウェブ解析士の資格を持っているため、データに基づいたアドバイスが可能。
エックスサーバーとビジネスパートナーです。
事業者概要

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この記事は次のような人におすすめ

  • 事業用と個人用のクレジットカードを分けておらず、経理処理に不安がある人
  • 経費管理をもっと効率的にしたい個人事業主
  • 税務調査のリスクを減らしたいと考えている人
  • 確定申告時に経費の仕訳ミスが心配な人
  • クレジットカードを事業用と個人用で分けるべきか迷っている人

個人事業主がクレジットカードを分けていない現状と課題

クレジットカードを分けていない個人事業主の実態

個人事業主の多くが、事業用と個人用のクレジットカードを分けずに1枚のカードで管理している。その理由としては、以下のようなものが考えられる。

  • わざわざ2枚作るのが面倒:手続きが煩雑そうで、手軽に済ませたい
  • 個人事業主ならカードを分けなくてもいいと思っている:法人でないため、経費管理の重要性をあまり意識していない
  • カードの審査に通るか不安:個人事業主向けのクレジットカードは、審査が厳しそうなイメージがある
  • 個人のカードでもポイントが貯まるからお得:カードのポイントや特典を利用したいため、分けるのをためらう

確かに、クレジットカードを1枚に統一すれば、管理が楽に思えるかもしれない。

しかし、経理処理の負担増・税務調査のリスク増・キャッシュフローの不透明化といったデメリットを考えると、クレジットカードを分けないことが原因で、大きな問題が生じる可能性がある。

クレジットカードを分けないと何が問題なのか

経理処理が複雑になり、時間を無駄にする

クレジットカードを分けない場合、個人支出と事業用支出が混ざってしまい、確定申告時の経理処理が非常に面倒になる

例えば、クレジットカードの明細を確認すると、以下のように混在していることがある。

日付利用先金額用途
2月5日コンビニ500円個人の飲み物購入
2月8日クラウドソフト利用料3,000円事業経費
2月10日家電量販店50,000円仕事用のPC購入
2月15日飲食店4,000円事業打ち合わせ or プライベート?
2月20日スーパー8,000円個人の食料品

上記のように、事業経費と個人の支出が混ざってしまうと、どれが経費として計上できるのか、毎回チェックしなければならない

これが、クレジットカードを分ける最大の理由とも言える。

具体的な問題点として、以下が挙げられる。

  • 経費の仕訳作業が増える:1つ1つの支出を確認し、手作業で分けなければならない
  • ミスが発生しやすい:どの支出が経費だったのかを忘れ、誤った仕訳をしてしまう可能性がある
  • 会計ソフトの自動連携が活かせない:事業専用のカードを使えば会計ソフトと連携し自動で仕訳されるが、個人の支出が混じると手動で修正しなければならない

結果として、経理作業に余計な時間がかかり、本業に集中できなくなる

税務調査で不利になる可能性がある

個人事業主は法人と違い、事業用と個人用の支出が混ざりやすいため、税務調査でチェックされるポイントが多くなる

特に、経費の計上が不明瞭な場合、税務署から厳しく指摘される可能性がある。

税務調査で問題になるポイント

  • 事業経費と個人の支出を明確に分けていない
  • プライベートな支出を経費として計上してしまう
  • 事業に関係ない飲食費や娯楽費が紛れ込んでいる

たとえば、「飲食店での支払い」があった場合、それが事業の打ち合わせなのか、単なる私的な食事なのかの証明が必要になる。

この時、事業用のクレジットカードを使っていれば、「このカードは事業専用なので、個人的な支出はない」と明確に説明できる。

しかし、カードを分けていないと、

  • 「この支払いは事業用です」と証明するのが難しい
  • 個人的な支出が混ざっていると、すべてを疑われる可能性がある

というリスクが発生する。

さらに、税務調査時に不明確な経費が多いと、「この人は経費を不正に計上しているかもしれない」と疑われ、追徴課税の対象になったり、最悪の場合、ペナルティを受ける可能性もある

キャッシュフロー管理が難しくなる

クレジットカードを分けずにいると、事業の収支が見えにくくなり、資金繰りの把握が困難になる

例えば、次のような状況が発生する。

  • 個人の買い物と事業の経費が混ざることで、本当の事業収支が分からない
  • 事業の利益がどれくらいあるのか正確に把握できず、税金の支払い準備が遅れる
  • 個人の生活費に事業資金を使い込んでしまい、急な支払いに対応できなくなる

こうした状況が続くと、事業の資金繰りが悪化し、経営に支障をきたす可能性がある

特に、個人事業主は事業資金と生活費が密接に関係するため、「事業がうまくいかなくなる=生活にも大きな影響を与える」ことになる。

クレジットカードを分けることで得られるメリット

経理処理が劇的にラクになる

クレジットカードを事業用と個人用で分けると、経理作業が大幅に効率化できる。

現在、クレジットカードを分けていない場合、確定申告時に以下のような手間が発生する。

  • カード明細を一つずつ確認しながら、どれが経費かを判別
  • 経費であることを証明するために、レシートや領収書と照合
  • 会計ソフトに手作業で入力し、事業用と個人用を仕分ける

例えば、クレジットカードの明細に次のような記録があったとする。

日付利用先金額用途(事業/個人)
3月5日書店2,000円仕事関連の専門書
3月10日スーパー5,000円家庭の食料品
3月12日クラウドソフト利用料1,500円経費
3月15日カフェ800円仕事の打ち合わせ or 私的利用?

このように、明細を見てもどれが事業用の支出か曖昧なケースが発生しやすい
そのため、毎回確認作業に時間を取られ、本業に集中できない状態になってしまう。

クレジットカードを分けると何が変わるのか?

仕訳作業が不要になる
➡ 事業専用のクレジットカードなら、利用明細の全てが経費なので、確認作業がゼロになる

会計ソフトと自動連携できる
➡ クレジットカードと会計ソフトを連携させると、自動的に経費処理が完了する

レシートの保管が簡単になる
➡ 事業用クレジットカードの明細がそのまま経費証明になるため、レシートの管理が不要になるケースも

結果として、確定申告前の作業が激減し、時間を有効活用できるようになる

税務調査時のリスクを軽減できる

個人事業主が税務調査で指摘を受けやすいポイントの一つが、経費の不明瞭な支出

特に、クレジットカードを分けていない場合、以下のような問題が発生しやすい。

  • 税務署に「本当に事業用の支出なのか?」と疑われる
  • 事業用と個人用の支出が混在し、説明が困難になる
  • 交際費や飲食費など、プライベート利用と区別がつきにくい

税務調査で問題になるケース

ケース1:交際費が不明確
個人用のクレジットカードで飲食代を支払い、事業の打ち合わせ費用として経費計上した場合、
「この支払いは本当に仕事のためのものか?」と疑われる可能性がある。

ケース2:家電購入が事業用か個人用か曖昧
例えば、家電量販店で5万円のパソコンを購入した場合、
「これは本当に事業で使うものか?プライベートでも使っているのでは?」とチェックされることがある。

➡ こうした状況でも、事業用カードを使っていれば、全てが事業の経費と証明しやすくなる

また、税務調査では「何か怪しい点がある」と判断されると、さらに細かく調べられる可能性がある。
最悪の場合、経費として認められず、追徴課税を課されることもある

事業用クレジットカードを利用すれば、経費が明確になり、税務調査のリスクが低減する

キャッシュフローの管理が簡単になる

事業用と個人用のクレジットカードを分けると、事業の収支を明確に把握できるようになる

現在、クレジットカードを分けていない場合、以下のようなリスクがある。

  • 毎月の事業支出が正確に把握できない
  • 個人の買い物と混ざることで、事業の黒字・赤字が分かりにくくなる
  • 突然の支払いに対応できず、資金繰りが悪化する

例えば、毎月の事業支出を正確に把握していないと、次のような問題が起こる。

  • 税金の支払いが予想以上に多く、資金が足りなくなる
  • 本来は利益が出ているのに、生活費と混ざって資金不足に陥る
  • 急な設備投資が必要になった時、資金繰りが厳しくなる

事業専用のクレジットカードを使えば、毎月の支出が明確になり、資金計画が立てやすくなる

個人事業主におすすめのクレジットカード

事業用クレジットカードを選ぶ際は、会計ソフトとの連携・ポイント還元・審査の通りやすさなどを考慮すると良い。

会計ソフトと連携できるクレジットカード

○○ビジネスカード

  • 会計ソフトと自動連携でき、経理の負担を大幅に軽減
  • 利用明細がクラウドで管理でき、領収書の整理が不要
  • 年会費無料でコストを抑えながら、事業経費を管理できる

👉 【公式サイトはこちら】

ポイント還元率が高いクレジットカード

△△ビジネスカード

  • 利用額に応じて○○%のポイント還元
  • 経費の支払いでお得にポイントを貯められる
  • 旅行保険や空港ラウンジの特典付き

👉 【公式サイトはこちら】

個人事業主でも審査が通りやすいクレジットカード

XXビジネスカード

  • 個人事業主向けに設計されており、開業したばかりでも申し込み可能
  • 審査が柔軟で、信用情報に自信がない人でも申し込みやすい
  • キャッシュフロー管理に役立つ支払いサイクル設定が可能

👉 【公式サイトはこちら】

まとめ クレジットカードは必ず分けるべき

経理の負担を大幅に軽減
税務調査のリスクを低減
キャッシュフローの管理が向上

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この記事を書いた人

Growing Scale 代表 竹林

Web業界約15年。WordPress化したサイトは約100サイト以上。
SEOキーワードで上位表示経験多数。ウェブ解析士。サイト制作実績

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