個人事業主がクレジットカードを分けないと危険?確定申告・税務リスク・経費管理の落とし穴を解説!
カテゴリ:個人事業主の豆知識
本ページはプロモーションが含まれています
この記事は約5分23秒で読めます。
この記事の監修者
こんにちは、グローイングスケールの代表竹林です。
現在Web制作の事業で個人事業主として活動しています。
Web業界に15年以上関わっていて、これまでに100以上のWordPressサイトを作ってきました。
サイト制作やマーケティングのことならお任せください。
同じ個人事業主として、みなさんが直面する悩みや課題をよく理解しています。
ウェブ解析士の資格を持っているため、データに基づいたアドバイスが可能。
エックスサーバーとビジネスパートナーです。
事業者概要
この記事は次のような人におすすめ
- 事業用と個人用のクレジットカードを分けておらず、経理処理に不安がある人
- 経費管理をもっと効率的にしたい個人事業主
- 税務調査のリスクを減らしたいと考えている人
- 確定申告時に経費の仕訳ミスが心配な人
- クレジットカードを事業用と個人用で分けるべきか迷っている人
個人事業主がクレジットカードを分けていない現状と課題
クレジットカードを分けていない個人事業主の実態
個人事業主の多くが、事業用と個人用のクレジットカードを分けずに1枚のカードで管理している。その理由としては、以下のようなものが考えられる。
- わざわざ2枚作るのが面倒:手続きが煩雑そうで、手軽に済ませたい
- 個人事業主ならカードを分けなくてもいいと思っている:法人でないため、経費管理の重要性をあまり意識していない
- カードの審査に通るか不安:個人事業主向けのクレジットカードは、審査が厳しそうなイメージがある
- 個人のカードでもポイントが貯まるからお得:カードのポイントや特典を利用したいため、分けるのをためらう
確かに、クレジットカードを1枚に統一すれば、管理が楽に思えるかもしれない。
しかし、経理処理の負担増・税務調査のリスク増・キャッシュフローの不透明化といったデメリットを考えると、クレジットカードを分けないことが原因で、大きな問題が生じる可能性がある。
クレジットカードを分けないと何が問題なのか
経理処理が複雑になり、時間を無駄にする
クレジットカードを分けない場合、個人支出と事業用支出が混ざってしまい、確定申告時の経理処理が非常に面倒になる。
例えば、クレジットカードの明細を確認すると、以下のように混在していることがある。
日付 | 利用先 | 金額 | 用途 |
---|---|---|---|
2月5日 | コンビニ | 500円 | 個人の飲み物購入 |
2月8日 | クラウドソフト利用料 | 3,000円 | 事業経費 |
2月10日 | 家電量販店 | 50,000円 | 仕事用のPC購入 |
2月15日 | 飲食店 | 4,000円 | 事業打ち合わせ or プライベート? |
2月20日 | スーパー | 8,000円 | 個人の食料品 |
上記のように、事業経費と個人の支出が混ざってしまうと、どれが経費として計上できるのか、毎回チェックしなければならない。
これが、クレジットカードを分ける最大の理由とも言える。
具体的な問題点として、以下が挙げられる。
- 経費の仕訳作業が増える:1つ1つの支出を確認し、手作業で分けなければならない
- ミスが発生しやすい:どの支出が経費だったのかを忘れ、誤った仕訳をしてしまう可能性がある
- 会計ソフトの自動連携が活かせない:事業専用のカードを使えば会計ソフトと連携し自動で仕訳されるが、個人の支出が混じると手動で修正しなければならない
結果として、経理作業に余計な時間がかかり、本業に集中できなくなる。
税務調査で不利になる可能性がある
個人事業主は法人と違い、事業用と個人用の支出が混ざりやすいため、税務調査でチェックされるポイントが多くなる。
特に、経費の計上が不明瞭な場合、税務署から厳しく指摘される可能性がある。
税務調査で問題になるポイント
- 事業経費と個人の支出を明確に分けていない
- プライベートな支出を経費として計上してしまう
- 事業に関係ない飲食費や娯楽費が紛れ込んでいる
たとえば、「飲食店での支払い」があった場合、それが事業の打ち合わせなのか、単なる私的な食事なのかの証明が必要になる。
この時、事業用のクレジットカードを使っていれば、「このカードは事業専用なので、個人的な支出はない」と明確に説明できる。
しかし、カードを分けていないと、
- 「この支払いは事業用です」と証明するのが難しい
- 個人的な支出が混ざっていると、すべてを疑われる可能性がある
というリスクが発生する。
さらに、税務調査時に不明確な経費が多いと、「この人は経費を不正に計上しているかもしれない」と疑われ、追徴課税の対象になったり、最悪の場合、ペナルティを受ける可能性もある。
キャッシュフロー管理が難しくなる
クレジットカードを分けずにいると、事業の収支が見えにくくなり、資金繰りの把握が困難になる。
例えば、次のような状況が発生する。
- 個人の買い物と事業の経費が混ざることで、本当の事業収支が分からない
- 事業の利益がどれくらいあるのか正確に把握できず、税金の支払い準備が遅れる
- 個人の生活費に事業資金を使い込んでしまい、急な支払いに対応できなくなる
こうした状況が続くと、事業の資金繰りが悪化し、経営に支障をきたす可能性がある。
特に、個人事業主は事業資金と生活費が密接に関係するため、「事業がうまくいかなくなる=生活にも大きな影響を与える」ことになる。
クレジットカードを分けることで得られるメリット
経理処理が劇的にラクになる
クレジットカードを事業用と個人用で分けると、経理作業が大幅に効率化できる。
現在、クレジットカードを分けていない場合、確定申告時に以下のような手間が発生する。
- カード明細を一つずつ確認しながら、どれが経費かを判別
- 経費であることを証明するために、レシートや領収書と照合
- 会計ソフトに手作業で入力し、事業用と個人用を仕分ける
例えば、クレジットカードの明細に次のような記録があったとする。
日付 | 利用先 | 金額 | 用途(事業/個人) |
---|---|---|---|
3月5日 | 書店 | 2,000円 | 仕事関連の専門書 |
3月10日 | スーパー | 5,000円 | 家庭の食料品 |
3月12日 | クラウドソフト利用料 | 1,500円 | 経費 |
3月15日 | カフェ | 800円 | 仕事の打ち合わせ or 私的利用? |
このように、明細を見てもどれが事業用の支出か曖昧なケースが発生しやすい。
そのため、毎回確認作業に時間を取られ、本業に集中できない状態になってしまう。
クレジットカードを分けると何が変わるのか?
✅ 仕訳作業が不要になる
➡ 事業専用のクレジットカードなら、利用明細の全てが経費なので、確認作業がゼロになる
✅ 会計ソフトと自動連携できる
➡ クレジットカードと会計ソフトを連携させると、自動的に経費処理が完了する
✅ レシートの保管が簡単になる
➡ 事業用クレジットカードの明細がそのまま経費証明になるため、レシートの管理が不要になるケースも
結果として、確定申告前の作業が激減し、時間を有効活用できるようになる。
税務調査時のリスクを軽減できる
個人事業主が税務調査で指摘を受けやすいポイントの一つが、経費の不明瞭な支出。
特に、クレジットカードを分けていない場合、以下のような問題が発生しやすい。
- 税務署に「本当に事業用の支出なのか?」と疑われる
- 事業用と個人用の支出が混在し、説明が困難になる
- 交際費や飲食費など、プライベート利用と区別がつきにくい
税務調査で問題になるケース
ケース1:交際費が不明確
個人用のクレジットカードで飲食代を支払い、事業の打ち合わせ費用として経費計上した場合、
「この支払いは本当に仕事のためのものか?」と疑われる可能性がある。
ケース2:家電購入が事業用か個人用か曖昧
例えば、家電量販店で5万円のパソコンを購入した場合、
「これは本当に事業で使うものか?プライベートでも使っているのでは?」とチェックされることがある。
➡ こうした状況でも、事業用カードを使っていれば、全てが事業の経費と証明しやすくなる。
また、税務調査では「何か怪しい点がある」と判断されると、さらに細かく調べられる可能性がある。
最悪の場合、経費として認められず、追徴課税を課されることもある。
✅ 事業用クレジットカードを利用すれば、経費が明確になり、税務調査のリスクが低減する。
キャッシュフローの管理が簡単になる
事業用と個人用のクレジットカードを分けると、事業の収支を明確に把握できるようになる。
現在、クレジットカードを分けていない場合、以下のようなリスクがある。
- 毎月の事業支出が正確に把握できない
- 個人の買い物と混ざることで、事業の黒字・赤字が分かりにくくなる
- 突然の支払いに対応できず、資金繰りが悪化する
例えば、毎月の事業支出を正確に把握していないと、次のような問題が起こる。
- 税金の支払いが予想以上に多く、資金が足りなくなる
- 本来は利益が出ているのに、生活費と混ざって資金不足に陥る
- 急な設備投資が必要になった時、資金繰りが厳しくなる
➡ 事業専用のクレジットカードを使えば、毎月の支出が明確になり、資金計画が立てやすくなる。
個人事業主におすすめのクレジットカード
事業用クレジットカードを選ぶ際は、会計ソフトとの連携・ポイント還元・審査の通りやすさなどを考慮すると良い。
会計ソフトと連携できるクレジットカード
○○ビジネスカード
- 会計ソフトと自動連携でき、経理の負担を大幅に軽減
- 利用明細がクラウドで管理でき、領収書の整理が不要
- 年会費無料でコストを抑えながら、事業経費を管理できる
👉 【公式サイトはこちら】
ポイント還元率が高いクレジットカード
△△ビジネスカード
- 利用額に応じて○○%のポイント還元
- 経費の支払いでお得にポイントを貯められる
- 旅行保険や空港ラウンジの特典付き
👉 【公式サイトはこちら】
個人事業主でも審査が通りやすいクレジットカード
XXビジネスカード
- 個人事業主向けに設計されており、開業したばかりでも申し込み可能
- 審査が柔軟で、信用情報に自信がない人でも申し込みやすい
- キャッシュフロー管理に役立つ支払いサイクル設定が可能
👉 【公式サイトはこちら】
まとめ クレジットカードは必ず分けるべき
✅ 経理の負担を大幅に軽減
✅ 税務調査のリスクを低減
✅ キャッシュフローの管理が向上
👉 【おすすめクレジットカードを今すぐチェック!】
合わせて読みたい「個人事業主向けのクレジットカード」の記事
個人事業主のサイト制作
お任せください!
新規作成もリニューアルも承っています。
様々な業界のWebサイトを100サイト以上作ってきました。
プロのWeb制作でビジネスを拡大しませんか?
Webのお困りごとをご相談ください。
ご予算に合わせたコストパフォーマンスが高いご提案致します。
成功事例を多数紹介!
お客様の声もご覧いただけます。
直通電話03-6826-2114
制作プランのご紹介
この記事を書いた人
Growing Scale 代表 竹林
Web業界約15年。WordPress化したサイトは約100サイト以上。
SEOキーワードで上位表示経験多数。ウェブ解析士。サイト制作実績
「個人事業主の知恵袋」の関連記事
【2025年版】個人事業主に人気のクレジットカードおすすめ7選|経費管理・審査・特典を徹底比較!
個人事業主向けのクレジットカード
この記事は次のような人におすすめ! 開業したばかりで「まず何から整えたらいい?」と迷っている個人事業主さん ...
個人事業主のクレカ請求ミスをゼロに!経費管理とおすすめビジネスカードを徹底解説
個人事業主向けのクレジットカード
この記事はこんな人におすすめ! クレジットカードの利用日と請求日、どちらで帳簿をつければいいのか分...
個人事業主向けクレジットカード端末の選び方|初期費用0円&審査通過のコツまで完全解説!
個人事業主向けのクレジットカード
この記事はこんな人におすすめ! お客様から「カード使えますか?」とよく聞かれる個人事業主さん キャッシュ...
【個人事業主必見】クレジットカードが“必要”な本当の理由|経費管理・審査・おすすめカードまで解説!
個人事業主向けのクレジットカード
この記事は次のような人におすすめ! 開業したけど、まだ事業用のクレジットカードを持っていない 経費管理が...
個人事業主はクレジットカードを複数持つべき?経費・資金繰り・ポイント活用の裏技も紹介!
個人事業主向けのクレジットカード
個人事業主がクレジットカードを複数持つべき理由 個人事業主として活動する上で、クレジットカードの使い方は経営の効...
個人事業主がクレジットカードを分けないと危険?確定申告・税務リスク・経費管理の落とし穴を解説!
個人事業主向けのクレジットカード
この記事は次のような人におすすめ 事業用と個人用のクレジットカードを分けておらず、経理処理に不安がある人 ...